インナーゴルフの本の中で、著者のティモシー・ガルウェイが頻りに「セルフ2にスイングさせた」のような書き方をしている。
おせっかい野郎のセルフ1がスイング中に出てこないように、セルフ2に任せる、とは是非ともやってみたい。そうすれば、ミスも防げるだろうと思う。ところが、ガルウェイの本には、セルフ2にまかせる方法が書いていない。だからこの本を読んでも、ゴルフ場でスイング途中で出てくる、セルフ1をひっこめることができない。「なんか嫌なライだな」「左がOBだけど大丈夫かい」などとおせっかいを焼いてくるセルフ1をひっこめることができない。だから、ミスる。
ではどうすれば、セルフ2に任せることができるのか。昨年から試行錯誤を繰り返してきた。
スイング中に息を詰めるのか
スイング中、何かリズムある曲に合わせて振るのか
いろいろやってみたが、この頃のセルフ2への制御の渡し方がわかってきたように思う。
つまり
素振りの効用 である。
これがこのところの流行。
ゴルフネットワークでアメリカツアーを見ているが、ダスティン・ジョンソンが正に
このようにやっているのをみて、思いついた。
ルークドナルドやローリーマキュロイなどは構えたら打つ、スタイルだが
ダスティン・ジョンソンは必ず、しっかり素振りをしてフィニッシュまで持って行って
それから打つ。
すなわち、ドライバーからアイアンショット、アプローチ、パッティングまで
ショットの前に必ず素振りをしてみる。
しかもしっかりと、まるで本当に打つ時のようにフィニッシュまで。
その時のヘッドスピード、ヘッドの軌跡、フィニッシュの形を覚えて、
本当のショットはそのスピードに倣って、その軌跡に乗せる、フィニッシュに持っていく
ようにスイング。これが「セルフ2に任せる」
事なのだろう。
気まぐれやで無責任でおせっかい野郎のセルフ1に
「だったらオラァ知らん、アイツ(セルフ2)が前の素振りをナゾるだけなんだな」
と思わせて、なだめる。