60も過ぎたから、歳だからと諦めたくない。
よく行くコースに200ヤードキャリーで打たないと越えない谷越えホールがある。谷を越えないとOBではないが、とんでもない左足上がりのライになる。冬なら坂下まで転がるというとんでもないことになる。
手持ちのユピテルのヘッドスピード測定器でどうスイングしたらヘッドスピードがアップするか、いろいろやってみた。
あるプロは、WEBで「ヘッドスピードなんかゴルフクラブを滅茶苦茶振ればアップするよ、でもそれではだめ。もっとリリースを遅らせ、頭を残し・・・」と言っていたが、それ以前にユピテルの前でどう滅茶苦茶に振ってもヘッドスピードはアップしない(^^;
百均で買ってきたホースを振ったり、栽培に使う細い棒を振ってみたり、重たいスイングトレーナーや野球バットを振ったりした。しかし、なかなかヘッドスピードは上がらない。
本やインターネットの「ヘッドスピードはこうやってアップさせる」「ヘッドスピードアップのコツ」なんぞも探して読んでみた。ホントに山ほどの定説、新説がある。でもイマイチ分からないし、やっても効果ないのが実際。
いわく、ヘッドスピードアップはとにかく上体や腕でいくら早く振ろうとしてもだめ。
でんでん太鼓の要領で。回すのは下半身、腰先行で回すんだよ、上体は力不要と書いてある。
んなこたー知ってるわい。
プロのスイングの分解写真もそうだから。
しかし、ホントに自分の腰は回っているんだろうか。
インパクトの瞬間に既に腰は飛球線方向に回転
していて、クラブが追随してくる、なんてことになって
いるんだろうか、疑念がわいてきた。
それを確かめたい。
いちいちビデオカメラでスイングを撮って、後で分析、とか、レッスンプロに見てもらう、というのもなんだかかったるいし、第一お金がない。
ヘソ部分に棒を付けてどのくらい速く回転するか分かるかも。でもスイングの邪魔になるし、第一ヘソが痛そう(^^;
そこで最適な百均グッズポイントライトLEDを見つけた。
本来は読書用らしい。これを下の写真のようにベルトに付けライトを照らしてスイングするだけ。

腰ライトと命名(笑) なんか子供の〇〇ポみたいだが(^^;
このポイントライトはもちろん100円だが、ライトの角度が360度変えられるし、スイングの邪魔にならない優れもの。
屋内で少々明かりを暗くした状況で、右のように腰ライトをつけ足元前方を差すように取り付けて、後はいつも通り本気でスイングする。
スイング中に腰ライトの照らす先が動くから腰の動きも分かるのだ。
するとどうでしょう、下の図のように、私のスイングはほとんど腰なんか回っていないことがバレバレだった(^^;
何度やっても腰ライトの照らす先が足元近傍をふらふらしているのに、クラブはしっかり回っているように見える。
これは、典型的な手打ちということではないか。だからヘッドスピードがアップしないのだ。これは改善したい。
スイング毎にライトの動きが分かるから、どうすればライトが回転(つまりボディターン)するかを何日か模索した。
腕組みして腰を回転すれば確かにライトは動くのだが、と様々に試してみた。
様々にトライした結果、私の場合には上体をリラックスさせ、下半身というより右ひざを内回転させることで腰を先行させ、上体が追随することでヘッドスピードもアップすることが分かった。
右太ももをタオルなどで縛り、ライトをセットしスイング。これで右ひざの内転確認(ちゃん右足が回転するか、その時にヘッドは何処にあるかなど)もできる。
これを使うと、ビハインドザボール、ヘッドが遅れて降りてくる、腰の入ったインパクト、左の壁、ゆるゆるグリップ、フィニッシュで膝がなぜ開くかなどの意味が分かってくる感じがするからうれしい。
その時の右肘は、左足は、グリッププレッシャーは、始動のタイミングは、右ひじのトップからの位置は、ヘッドの軌道は、など様々に次の課題が見つけられ、思いの外ヘッドスピードもアップしている。例の谷越200ヤードも軽くクリアすることができた。
また、このグッズはスイング中のヘッドアップ防止の練習にも使える。
スイング中に頭を動かすな、というチェックにも使えるのだ。
方法は単に屋内でいつもゴルフで使っている帽子の先にポイントライトを付けて帽子をかぶりスイングする。これをヘッドライトと呼ぼう(^^)
すると、ヘッドライトの照らす先の動きで自分のスイング中に頭が動くか一目瞭然である。
ポイントライトが2つ(投資額は約200円)があれば、腰ライトとヘッドライト併用で、自分のスイング中に頭と腰の関係が分かる。
一番うれしいのは、一々動画に撮って、見比べて比較するタイムロスもなく、直接、直前のスイングの評価ができるから、正しい自分の腰・足・膝・肩・腕の動きを修正できるのだ。
また、左手袋の甲の部分にライトを付けて実際にアイアンスイングすると、左手の動き(振る、手首を折る、こねる)が分かる。これをレフトライトと呼ぼう(??)。左手にアイアンのヘッドが如何に追随するか、左手の動きが如何に大事かも体感できる。
このチェックグッズはゴルフに限らず、野球やテニスのスイングチェックにも使えそうである。
私の中で久々のヒットである。