2011年7月23日土曜日

インナーゴルフとジンクス②

前回のジンクス編では
セルフ1の顔を出させない、宥めるためにティーショットでは
ボールラインを目標にきっちり合わせると言ったジンクスを
説明した。

セルフ1と言うやつはまあいわゆる自我の固まりみたいなもので
いつでもどこでも顔を出す。

だから、心が疲れてくると同じ事をやっていても

「おい、ボールのラインを合わせて、っていったって、こないだみたく
失敗することもあるんだぜぇ、今回は大丈夫かい」

なんて言って出てくる。まるで化けモンだ。

セルフ1はスイングの途中で出てくると雑音以外の何者でもない。

綺麗なスイングというのは、セルフ2が行ういわばアナログの運動
のようなものだと例えると、セルフ1はそのなめらかな運動をブツ
ブツにするデジタル雑音である、と言えよう。

セルフ1の出番をなくすには、頭をアナログイメージで満たすことが
一番。

スイングをどうイメージするか。

私の場合には、アドレスからの始動で少しヘッドを手首だけでバックさせる。
これで、(鏡で見ると)左腕とシャフト、ヘッドが一本化する。

ここからバックスイングを始動していくのだが、その時に

左肩→左手首→ヘッドの3点で構成する透明な三角形をイメージする。

よく、左肩→右肩→グリップの三角形を崩すな、と言うが、あれは
私には意味が分からない。力が入るだけ。

それなら、左肩・左手首・ヘッドの三角形がイメージしやすい。そしてこの
三角形(のシャボンの膜のようなもの)を崩さないようにトップからダウンスイングに
持って行く。

ここで重要なことは左手首の甲を最後まで折らないこと。

そして、この三角定規をボールと左足のかかと方向に向けてダウンスイング
する。

この中で左手首の甲を折った瞬間に、三角のシャボン膜は空気抵抗に遭い
歪み割れてしまう、ボールも様々に飛んでいく。

私はこのシャボン膜を構成する左腕とシャフトを「左腕の1本化」と呼んでいる。

では、右手はどうするか。

以前に書いているように

クロスグリップで左手と接触している、右手薬指に力点を置いて、右手で三角定規を
左かかと方面に振り下ろす。

重要なことは上記のシャボン膜をスイングの始動からトップ、ダウンスイング、インパクト、
フォローまで崩さないこと、(崩すとシャボン膜はインパクト前に割れる)、このことを
イメージしながらスイングすれば、アナログ運動はセルフ1にじゃまされることなく出来る
ようになるであろう。

また、崩さないことにより、ボディーターンでスイングすることになり、しかも、右手を
使った曲がりの少ない力強いボールが打ち出されるだろう。

ボールマークを方向に合わせる、アドレス時に左腕の一本化、と唱えてからアドレスに入り、
スイングする、これが最近の私のジンクスである。

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