2011年5月30日月曜日

パッティング(インナーゴルフ続き)

ティモシー・ガルウェイのインナーゴルフで、ホールにボールを入れることを考えるのではなく、ボールをどこに転がして止めるのかをセルフ2に予想させろ、ということが書いてある。

また、アドレスしたら、ホールのみを見てボールを見ないで打てば距離・方向ともセルフ2に教えることが出来るとも書いてある。


どこへ転がすのか、いつもの練習場のパッティング練習場で練習していたら、『ボールを見ながら、しかもホールを見ながら打つことが出来る』ような気がしてきた。MAX5メートル程度であるが、アドレス時にボールを見ながら左目の端にホールが見える。はっきりとホールが見えるわけではないが、微かにホールが見える。

このホールを目指してボールを打てば、入る確率が高くなる。ただ、何を目指してどのように、というのが問題。そこでいろいろ試してみたら(もちろん個人差があるだろうけど)、目の端に見えるホールは今、アドレス時に見ているボールとの間に線を結ぶことが難しいことが分かった。

若干、見えるホールの左側を狙うのがポイントなんだけど、打つときはこれらの情報を『2次元の写真』を見るように、ホールを目指して打つことにより、『ホールが見えるからヘッドアップがなくなる』ことにより安心して打てる。

これも今度のラウンドで実験してみよう。

2011年5月27日金曜日

インナーゴルフ その5

ティモシー・ガルウェイのインナーゴルフでは
若干、スイングに対して技術的なことに若干
触れている。
「この部分についての感覚の注意が必要だ」
のように書き込んであるが、この辺りじゃ
若干だれるところだ。なぜなら、この辺りは
彼がプロゴルファーでもレッスンプロでもないので
まあまあ、って感じである。

目からウロコが落ちたのは他にパッティングについて
語っている箇所がある。

このパットをホールに入れることだけを考えるのではなく
打ったボールがどの経路でどこに止まるのか、と言う感覚
をセルフ2に教え込め、ということ。

一生懸命、何とかの一つ覚えみたいに、穴に入れることしか
考えていなかった私としては、これはウロコ。

奥に高くなっているグリーンで、ピンの右に付けたときに
一生懸命入れることを考えるのではなく、どういう経路で
どこに止めるのか、(その途中にピンがある)を考えよう
ということ。なるほど、入れようとすると緊張するが、あそこに
持っていこうとすると、緊張感が若干和らぐ、その途中に
ピンがあるのだから。

それからもう一つ、1.5から2メートルくらいの短いパットは
アドレスをした後、ボールを見ずにピンを見ながらヒットする、
これもセルフ2への教え込みとしてはよしと書いてある。

来週あたりやってみよう。

2011年5月25日水曜日

インナーゴルフ その4

今まで、20年近くゴルフを行ってきて、ようやっとスイングのなんたるか
が固まってきたように思った先日、なんと96のスコアを木更津で出して
しまった。

その前までは80台がずっと続いていたのに、「もはや分かった」と思って
いたのになぜなのか、悩んだ。
その結果として「インナーゴルフ」に遭えたのだけれど。

中部銀治郎さんは「分かったと思うな」
夏坂健さんはラリー・マグリアノというフランスだったかの女子プロの言をとりあげ
「スイングのどこにも無駄な余計な力があってはならない、余計な力ないスイングで
飛んだ距離がその人の距離なのだから(再現性が高い)」
田原紘さんは「右脳を使うゴルフ」

この本に遭えなければ、また分かったような分からないような禅の世界に
入り込むところであった。

ティモシー・ガルウェイの「インナーゴルフ」に書いてあるセルフ1とセルフ2
の話で上述の本が全てつながっていくように思える。

分かったと思うな、とは文字大好きのセルフ1が理解した(と思っていること)を
スイングの途中でセルフ2に「ほらほら、前回のようにバックスイングは30センチ
まっすぐ引くんだろ、右足はバックスイング時に動かさないんだろ」などと言いだし
たら、スイングにならない。だから、中部さんはセルフ1にぐちゃぐちゃ言わさない
くらい、歩くように自然なスイングを求めよ、と言っていたのだろうか。

右脳を使うゴルフは確かにイメージしてスイングする、は正しいのだけど、そこに
セルフ1が出てくる事に対して、本の記述では無視していたように思える。
だから、「右脳を使うゴルフ」で分かった、と思っていても、いざプレイするときには
セルフ1がこっそり近寄ってきて「そうそうイメージで埋めるんだよね、頭をいっぱいに
するんだよね、そうすればスムースなスイングが出来『あいつの球をアウトドライブ』
できるよ、みんなが凄いっていうんだよ」って巧妙に出てくると、アウトになるんだなあ。

セルフ1が出てくることは人間なのだから当然で、この存在を認めて、且つ、
押さえることを考えるんだろう。
インナーゴルフで納得いったことを用いた先週のゴルフでは80で回ることができた。

ただ、セルフ1がこれを聞きつけると、次の月例のプレイで「ほらほら、こないだうまく行った
あれを使えばぁ」といいだすんだろうなぁ。なんか落語のネタになりそう。

そもそも、ゴルフというスポーツをするのに「本から入る」っていうのもおかしなモンだよね。
歩き始めた1歳前後の子供は本を読んで歩き方を覚えるわけないし、初めてスキーを
泳ぎを、自転車に乗るのを「本を読んで、両足の重心のかけ方を覚えよう、手の動きを
覚えよう」なんてするわけないものね。

2011年5月24日火曜日

インナーゴルフ その3

インナーゴルフでは、野性児くんはいきなりの天才ではなく
やはり教えてやらなければならない。
誰が?もちろん本人が。
ではどうやって?

インナーゴルフを購入してもらえばいいのだが、

私の理解では、
スイングして無駄のない、無理のない形を「感じてもらう」
しかないのだそうな。

しかし、ガチガチに理論漬けされ、教え漬けされた、おじさんたちが
感じてもらう、というのも難しいと言うかも知れないが、そこは
ご心配なく。

今、自分が行っているスイングを目をつむって行い、体のどこか、例えば肘、
例えば腰、例えば足、例えば膝に無理がないかゆっくり振って、確認してもらう。

そして、どこにも無理のないスイングを作り上げればよい。

ここで大事なのは「××としなければならない」「××としてはいけない」
というセルフ1が言いそうな制約を一切無視して、セルフ2だけで感じて
もらう。正しいスイングを目指すのではなく「自分に合った無理のない
スイング」を見つけるのだ。今まで行ってきたスイングにあまり大差は
ないだろう。ただ、力のいれ具合、タイミングが若干異なってくる。

よってセルフ2自身がこれが無駄のない、無理にどこかに力の入っていない
スイングだ、というところを探すのだろう。

自分のスイングをイメージし、例えば腰の高さに来たときにヘッドがどこを向いているかを
想像し、目を開けて見てみてその通りのヘッドの向きかを確認する、鏡の前であれば、
トップでのヘッドの位置や肩の回転、などイメージして、目を開けて確認する。
こうやってセルフ2にイメージを教え込んでいく。

2011年5月23日月曜日

インナーゴルフ その2

インナーゴルフはインナーテニスのシリーズ本。
ティモシー・ガルウェイ氏がテニスで成果を挙げた(と記述している)
インナーゲーム理論をゴルフにも適用しようと書いたものらしい。

インナーテニスと同様にスポーツのパフォーマンスを上げるための
スポーツ心理(?)を説いている。

以下は私個人的解釈である。

すなわち
スポーツを行うときの心理として、ガルウェイ氏は
セルフ1という人間としての知識・欲・期待などを司っている心と
セルフ2という運動神経だけの(野性的な)心の2つがあり
これを上手に使うことで良い結果を得られると言っている。

ショットにしろ、パットにしろあらゆる運動は本来セルフ2が最大の
パフォーマンスを生み出すのだが、人間であるが故に、セルフ1は
この野性児を信用していない。あらゆる本を読み、理解しているのは
私(セルフ1)であり、おまえらのような野蛮な心理(セルフ2)なんかに
任せられん、としゃしゃり出てきて、セルフ2の仕事(本来各一人一人が
持っている最大の運動パフォーマンス)を無茶無茶にしてしまう、というのだ。

ゴルフは運動のパフォーマンスで、誰かと議論しよう、あるいは報告書を
書こうというのではないのだから、身体運動に関しては野性プロ集団に
任せればいいのに、これらを信用しない菅直人(?ゴメン)のようなエラソーな
ヤツが「君(セルフ2)は間違っている」「俺(セルフ1)の話を聞け!」というわけだ。

セルフ1の特徴は
「文字で語ること」
「結果を予想し語ること」
「名誉・栄誉が好きなこと」
「失敗が嫌い」
「心(多分自分の)が傷つかないように予防線を張ること」
等である。

よって、最終ホール、1.5メートル登りまっすぐのパット、これを入れれば、久々
30台なんてぇときに、セルフ2はまっすぐ登りパットだから感でパッと打てばいい
と思っているとき、菅直人が出てくるのだ。

「おいおい、ちょっと待てよ、これを入れれば、パーじゃないかー」
「これを入れれば、久々30台、アイツの鼻を空かせられる」など、あるいは、
「これが外れたらどうしよう」、「いやいや外せないがんばろう」など様々な文字
を想起。そしてボールとホールの間にある、パットライン上に「~パーだー~」とか「30台だー」「はずすなぁー」とか文字が出てくる。緊張する。

手が震え、目がうつろになり、エイヤって打ったらラインが違い、タッチが強く入り、左を抜けオーバー1メートル。
返しは下りで慎重にいかにゃあならんのに、緊張が解けて、照れ隠しに「あーあ」なんて片手でパットし、また外し、パーどころかダボとなる。自己嫌悪。

こうならないためには、ガルウェイ氏はセルフ1をこうした場面に出演させない方法を提示している。

即ち、私の解釈では、アタマをイメージでイッパイにすること。ボールが
どのようなラインを通ってどのようなスピード転がるかを想像する、もっと言えば、
入ったボールを穴から取り上げることまで想像することにより、菅直人の出番が
なくなる。これにより、「これが入ったら」の結果を思い浮かべることが無くなる、
というのだ。

「よし、入れるぞー」もましてや「入らなかったらどうしよう」も皆、セルフ1のなせる
業である。これらも全て排除し、ボールをどのように転がしどこへ運ぶのか、を
想像するというのだ。

スイングにしても、アタマで覚えたチェック項目が多すぎて、「アドレスの始動はまず
右肩(あるいは左肩)で、クラブを30センチほど飛球線後方に引き、
そこから右腰の高さまで持っていく。このとき、左手首が折れないことを確認、
シャフトは地面と並行になるがクラブフェースは少し地面を向いた形になる、ここから
トップへは右肩を後方に引くように回していくが、右足はしっかり大地に根付かせる
ことを忘れずトップまで。右肘は地面を向いたまま、トップでは。。。。。。。」なんて
セルフ1が語って、各部分で「合ってるか、間違ってないか」なんて言われて、果たして
野性児くんのセルフ2がスムースに振れるだろうか。

野性児くんは単に1・2・3でクラブを振ればいいだけなのだ。ただ、野性児くんには
ちゃんとしたスイングを「感じてもらい」最大のパフォーマンスを実現してもらいたい。
では、どうするのか。。。。

2011年5月20日金曜日

インナーゴルフ

日刊スポーツ出版社から出ている「インナーゴルフ」(ティモシー・ガルウェイ著)を読み始めた。

私の場合、唯一の趣味のゴルフは80台90台をうろうろしているが、いつも思っていた事がある。
『なぜ、人は肝心なときに堅くなるんだろう、堅くなっていいことなんかちっとも無いのに』
『こないだはこれを入れれば30台の70センチパットを緊張のあまり外したんだ』
『17番まで3アンダーで来ていたのに18番のパー5、ティーショット打ち下ろしで左に曲げて
OBになったんだ』
そうならないように、練習しなければならないんだ。だけど、いいときはなぜうまく行くのか、
そう、肩に力が入っていないときなんだ。肩に力を入れない構えやグリップ、スイングを
すれば、うまく行くんだ。。。。

だけどうまく行かない、相変わらず、良ければ80台前半で悪ければ90台半ば、うかうかすると
100叩きにあったりする。

そのために、「こうすれば、安定したスイングが出来る」、と『ゴルフ統一理論』なる
日記帳まで作って、はや2年になろうとしているのに、相変わらず変わらない。

このままで終わってしまうんだろうかと思っていた。

そんとき、ネット上に同じような悩みの回答に【すご本】インナーテニス(ティモシー・ガルウェイ著)
がゴルフの本じゃないけど、良いよ、と書いてあった。

このインナーテニスなる本を購入(この本は神保町まで行って探したが、結局ほとんどの店に
在庫が無く、お取り寄せです、と言っていたが、さすがに「書泉グランデ」にはあった。
どういう訳か、私の探している本は、三省堂にも東京堂でも見つからないがどういう訳か、
いつも「書泉グランデ」で見つかる。前の「二流小説家」を探したときもそうだった)し、
早速読んでみると、分かる分かる、セルフ1とセルフ2、そうそう、、、
んんん?「インナーゴルフ」っていう本もあるのか。

って、今度は「八重洲ブックセンター」で見つけて読み始めた。


上記のアガル、堅くなるといった疑問の回答をこの『インナーゴルフ』に載っているように思える。

以降は次回に